1.何よりもまずコミュニケーション!
突然ですが、夫婦で会話、してますか?
「うちの妻とは以心伝心。言葉なんて要らないですよ」・・・そういうパパが い たら スゴイなと思います 。
実際には 、長く夫婦生活を続けてきても、会話なしで気持ちが伝わるのは至難の業です。
『よかパパスイッチ EX』にも書いてあるとおり、大切なのは「パートナーとしっかり話し合うこと」です。
それが相互理解につながり、意識共有につながり、子育てを含めて家庭をうまく「経営」していくことにつながります。
「忙しいし、平日はすれ違いがち」というパパには、休日前の夜でも、週に1回でもいいので、
無理にでもコミュニケーションの時間を作ることをパパスマイル四日市はオススメします。
「そんなの当然やってるよ」というパパも、もう一度、ママとのコミュニケーションを見直してみてください。
一般的にですが 、女性脳は「共感を求める」と言われています。
事務的な「伝達」だけでなく、お互いの気持ちを理解するための「会話」になっているでしょうか。
ママとのコミュニケーション・・・それがパパのステップアップへの第一歩です。
⇒夫婦とて所詮は他人。きちんと言葉で伝え合いましょう。
2.わが子のためにもママのケアを優先すべし!
子どもって無条件にかわいいですよね。
生まれてきた赤ちゃんをみて、「パパになったんだ」と実感し、「がんばろう!」とスイッチが入ったパパも多いと思います。
でも、子どもに意識が集中するあまり、ママ へ の 心配り(ケア)をおろそかにしていませんか?
少しでも思い当たるパパには、意識改革が必要です。
子育ては一人でできるものではありません。多くのパパ、ママが働くなかで、実家や保育サービスなど、
たくさんの力を結集して取り組まなければならないのが、現代の子育てです。
しかし、まだまだママに子育ての負担がかかっているのも事実です。
家事・育児の負担がフィフティ・フィフティになるのが理想ですが、実際にはパパのほうが長時間労働になりがちです。
そこでパパスマイル四日市 が 大切 だと主張したいのは 、 ママの 心配りや ママへの感謝です。
たとえ、ママのほうが家事・育児の負担が多い家庭であっても、パパがきちんと感謝し、
しっかり心配りをしてくれれば、ママは笑顔で家事・育児をしてくれるでしょう。
そのことが子どもの笑顔につながり、家族 みんな の笑顔にもつながるのです。
⇒ママが笑顔でいてくれれば、子どもも笑顔になります。
3.わが家ではパパも「主人公」になるべし!
以前よりも家事専業の人の割合は減り、多くの家庭が共働きになっています。
それでも、家事・育児のイニシアティブをママが握っているという家庭が多いのではないでしょうか。
出産から乳児期にママが産休・育休を取ったり、仕事時間の違いなどから、そうなりがちであったとしても、
ぜひともパパには「主体性」を持ってほしいと思います。
パパスマイル四日市もお世話になっている NPO 法人ファザーリング・ジャパン代表の安藤さんから、
四日市市の父親の子育てマイスター養成講座で教えてもらったことですが、パパの最悪のNGワードとは・・・「手伝おうか?」なのだそうです。
ママの逆鱗に触れ、「子育ては私とあなたの仕事でしょ!! 私の仕事で、あなたは手伝うだけなの!? 」と罵られることは間違いありません。
そんなカミナリを落とされないためにも、ふだんから自分は 家族の中の 「主人公」であって、
家族みんなが「メンバー」なんだという気持ちを持ち、 家事・育児に主体的に取り組むことが大切ですね。
⇒「手伝おうか」は最悪のNGワード。主体性を持ちましょう。
4.男は黙って家事・育児!
男というのはどうも、ほめられたい生き物のようです。
それに輪をかけて、社会が「イクメン」などという言葉を作ってチヤホヤしてくれることを 、ママはどう感じているでしょうか・・・。
「イクウィメン」なんて言葉もないし、女性は家事・育児をして当然という空気が世の中には流れています。
そんなご時世なのに、パパは「お皿洗っといたから」とか、「掃除機かけといたから」というアピールをしがちです。
ママには 「二人で分担して当然なのに、それぐらいのこと主張しないでよ 」と思われ、切り捨てられるかもしれません 。
みなさんは「名もなき家事」という言葉をご存知ですか。
ごみ捨てをしたあとに、新しいごみ袋をかけておくとか、減ったシャンプーを詰め替えておくとか、
玄関の靴を揃えるなんていうのもそうかもしれません。
家族が気持ちよく過ごすために必要なこと。だけど名前も付かないような小さな家事が、無数にあります。
ママは、毎日それを当たり前のようにこなしているのです。
パパには、名もなき家事にも名のある家事にも積極的に取り組むと同時に、それを「さりげなく」こなしていってもらいたいと思います。
魔法じゃあるまいし、だれがやったかママには 分かる訳ですから、アピールしないほうが格好いいですよね。
パパスマイル四日市はそんなパパを応援したいと思います。
⇒「やってますアピール」はNG。やればちゃんと見てくれます。
5.普段からわが子のことをよく見るべし!
世の中には子育てに関するマニュアル本がたくさんあり、ウェブの記事を検索すれば数十万件ヒットします。
子育てに関する「情報」があふれかえっていると言っても過言ではありません。
子育てしているとさまざまな「事件」にぶつかります。
夜中に高熱が出たり、高いところから落ちそうになったり・・・それらは予測不可能です。
しかし、そんな時にきちんと対処できるのかどうか。たくさんある情報は役に立つのかどうか。
子育てマニュアルを悪く言うつもりはありませんが、その通りにならないことも多いのが事実です。
子育てマニュアルは参考にしつつも 、大切なのは「子どもをよく見る」ということだとパパスマイル四日市は考えています。
例えば、普段よりも少し熱が高くても、機嫌良く遊んでいるようなら、急いで病院に駆け込む必要は少ないかもしれません。
要するに、普段から子どもをよく見ていれば、ちょっとした異変にも気づきやすく、本当に受診が必要な時が見極めやすくなるということです。
子どものことをよく見ている自分の「目」を信じて、さまざまな事件に対処していければもう一人前です。
⇒子育てマニュアルよりも、目の前の子どもをよく見ましょう。
6.子も親も「十人十色」・・・皆違って当たり前!
子どもは自分の生き写しのように感じることもありますが、まったく違う存在です。
それに、 きょうだいが何人かいると 、みんな性格、趣味、嗜好が違います。
同様に発育、発達についても、早かったり遅かったりします。
子育てマニュアルを読むと、「○か月頃に寝返りをする」とか、「 ○か月頃には喃語 (なんご )を話し出す 」といったことが書いてあります。
でも、それはあくまで平均であって、その通りに発育、発達するとは限りません。
もう少し成長して、保育園・幼稚園や学校に進むと、友だちとの「差」が気になるようになります。
でも、子どもは成長を競っているわけではありません。
ただし、確実に昨日より今日、今日より明日は成長しています。大事なことは、決して 「 他人と比べない 」ということ。
その子なりの成長、その子なりのできる、できないがあって、それでいいんだよということを 、子どもにも伝えていくことが大切です。
パパ、ママ自身も同じです。他のパパよりもこれができていない、これが劣っているという比較をしていませんか?
他人の良いところを採り入れていくのは結構ですが、人と違っていたり、できなかったりしても卑下する必要はありません。
自分の中で、自分のペースで パパとして成長していければ良いのです。そんなパパをパパスマイル四日市は応援しています。
⇒子も親も他人と比べない。違うから大切な存在なのです。
7.子育ては期間限定!「今」を大切にすべし!
子育てって大変ですよね。負担に感じることもあるし、しんどいときもあります。
その渦中にいると、「これがいつまで続くのか ・・・ 」と思ったりもします。
人によって負担感はさまざまだし、子どもの人数によっても異なるので一概に言えないのですが、
本当にしんどい思いをするのは2、3年ではないかと思います。
それに、子育ては大変なことばかりではありません。
楽しさ、 充実感 も伴いますし、大変ななかでも子どもの成長に喜びを得られたりします。
私たちパパスマイル四日市の活動のなかでは、よく「子育ては期間限定のプロジェクトですよ」ということを言います。
一般には、子どもが大きくなるに連れて、親の関与は小さくなっていくもので、
「乳児は肌を離すな。幼児は肌を離して、手を離すな。少年は手を離して、目を離すな。青年は目を離して、心を離すな。(子育て四訓)」
なんて言われます。
小学校、中学校、高校と進むうち、子育ては加速度的に過ぎ去っていきます。
乳幼児の子育ては大変かもしれないけれど、「今この瞬間」しかできないことがあるはずです。
「今」を大切にして、子育てに向き合ってもらいたいと思います。
⇒先輩パパは「子育てはあっという間だった」と口を揃えます。
8.何はなくともパパ友づくり!
「ママ友」というのは以前からよく聞きましたが、最近は「パパ友」というのも聞かれるようになってきました。
それでも、ママに比べると、パパはつながりを作るのが下手で、作れたとしても時間がかかるものです。
それでもあえてオススメするのが「パパ友づくり」です。
みなさんにも、趣味の友だちや会社の同僚などは たくさん いるかもしれません。
しかし、「パパである」というキーワードだけでつながる友だちというのは、実はとても貴重です。
「パパ友同士の飲み会」というのは、仕事の話でも、趣味の話でもなく、子どもの話題で盛り上がります。
あまり人には聞けない「オムツの替え方」や「子どもにウケる遊び」なんて話もできます。
そういった情報とともに、パパ友同士で話をしていると、パパの子育ての仕方というのは実に「多様である」ことが分かります。
そして、その「多様さ」に気づくことで、「自分の子育てもこれでいいんだ」と思うことができるようになります。
もう1つ、パパスマイル四日市 の活動を通していつも言うのは「ナナメの関係」の大切さです。
パパ同士(ヨコの関係)ができると、子どもと他のパパとの間に「ナナメの関係」が生まれます。いわば「地域のおっちゃん」です。
地域での関係が希薄になるなかで、親以外の大人とのかかわりは、子どもの社会性を育む上で非常に重要だと考えられます。
パパになったらパパ友づくり。ぜひとも身近で始めてみませんか。
⇒パパ同士がつながると子どもにも好影響が及びます。
9.子育てを通じて「地域デビュー」すべし!
パパスマイル四日市のメンバー の中には、PTA役員や子ども会役員の経験者がたくさんいます。
なぜなら、子どもとのかかわり、ママとのかかわりとともに、地域とのかかわりを大切に思っているからです。
今や、子育ては家族の力だけでは不十分で、地域や園・学校の力を借りることが不可欠になっています。
その地域や園・学校をより良くしていきたいがために、積極的にかかわることも子育ての一環と言えるでしょう。
さらに言うと、自分の子どもが将来活動するであろう地域は、もちろん自分の子どもだけでなく他の子どもたちと一緒に築いていくものです。
そういう意味でも、まわりの子どもたちの成長をも育む活動を行うことは、自分の子どものためにもなるというものです。
そして、自分が中高年となり、自治会などで地域を担う世代になったときに、いきなり「地域デビュー」というのは難しいものです。
若い世代から地域の活動に積極的にかかわることは、自分が地域の中で認知されるということでもあり、
コミュニティのなかでお互いに助け合えることにもつながります 。
人はやがて年を取ります。
子育て中のみなさんにとってはまだまだ先のことかもしれませんが、将来に思いを馳せて「地域デビュー」してみませんか。
⇒次の世代のために、より良い知育にしていきましょう。
10.良いパパよりも笑っているパパになるべし!
パパになり、スイッチが入り、「よし、良いパパになるぞ!」と宣言した人も多いのではないでしょうか。
もちろん、それは素晴らしい心がけです。
でももし、良いパパになろうと思うばかりに、家事・育児に一生懸命になりすぎて疲れてしまったり、うまくいかない自分を責めたりするなら、
それは本末転倒です。
生まれたばかりの赤ちゃんを前にすると、何から何まできちんとカンペキにやらなければいけないように思いますよね。
でも、赤ちゃんが0歳なら、パパも「0歳」なわけで、すべてがうまくいくのはよっぽどのことです。
むしろ、パパというのは「トライ&エラー」を繰り返して成長していくものだと思います。
失敗の中から学び、成長していけばいいのです。
パパたちに大切にしてもらいたいのは「笑顔」です。そして、子育てを楽しむ姿勢です。
『よかパパスイッチ EX』 でも、私たちパパスマイル四日市が一番伝えたかったのは「自分らしく楽しむこと」です。
そうすれば、パパの笑顔がママや子どもたちにも伝わり、きっと家族みんなが笑顔でいられるはずです。
パパスマイル四日市はそんなパパたちを応援しています!
⇒ちゃんとやろうと構えずに、自分らしく楽しみましょう。